タイミングプーリーS5Mの書き方
2mmのエンドミルで切削できるので、S3Mよりも加工が楽になります。
歯先円直径
歯先円直径(O.D.)の円を書く
O.D. = P × N / π - 2 × PLD
P:ベルトピッチ、5mm
N:プーリー歯数
π:円周率
PLD:ピッチ円直径と歯先円直径の半径方向の差、S5Mでは0.48mm
歯底円直径
歯底円直径 = O.D. - (1.77 × 2)(S5Mの場合)
※記事修正(19/6/25) 1.77は歯の高さです
下準備
歯底・歯先円を書く。 ※図中のピッチ円は特に使用しない
歯先円直径から0.381オフセットした位置に3.25mmの直線を引く
歯先を書く
先ほど書いた直線の両端からR3.275mmの円を書く。
上で書いた円と歯先円、歯底円をつなぐ
面取りと切り下げ
カタログに従って面取り。(角にR0.55)
歯の根本はエンドミルの切り残しも考えて少し切り下げておく
(今回は切削データで実施)
複製してプーリーを書く
歯を複製して円周にする
あとは肉抜きしたりフランジを付けたりして完成
PR