タイミングプーリーS5Mの書き方 技術関係 2017年09月10日 今年作ったS5Mプーリーの書き方をまとめておきます。2mmのエンドミルで切削できるので、S3Mよりも加工が楽になります。歯先円直径 歯先円直径(O.D.)の円を書く O.D. = P × N / π - 2 × PLD P:ベルトピッチ、5mm N:プーリー歯数 π:円周率 PLD:ピッチ円直径と歯先円直径の半径方向の差、S5Mでは0.48mm歯底円直径 歯底円直径 = O.D. - (1.77 × 2)(S5Mの場合)※記事修正(19/6/25) 1.77は歯の高さです下準備 歯底・歯先円を書く。 ※図中のピッチ円は特に使用しない 歯先円直径から0.381オフセットした位置に3.25mmの直線を引く 歯先を書く 先ほど書いた直線の両端からR3.275mmの円を書く。 上で書いた円と歯先円、歯底円をつなぐ 面取りと切り下げ カタログに従って面取り。(角にR0.55) 歯の根本はエンドミルの切り残しも考えて少し切り下げておく (今回は切削データで実施) 複製してプーリーを書く 歯を複製して円周にするあとは肉抜きしたりフランジを付けたりして完成 PR