からっ風 Gimlet 制作物 2016年08月28日 からっ風 Gimlet データまとめ成績第23回かわさきロボット競技大会 決勝トーナメントベスト32位 デザイン賞受賞 概要jagt(2013)→Pussyfoot(2014)→BEEK(2015)に続く改良型スタートダッシュからの高機動戦用ロング(ミドル?)ロッド機BEEKと比べて主な改良点はアームの強化と機能の切り分けによる使いやすさの向上機構概略図BEEKからの変更点1.アームのトルク不足を改善&動作速度UP ・アームのモータを増やした 2個→3個に増加・リンク比の変更。スライダピンをクランクに近づけた。 リンクの高トルク範囲の拡大 ・リンクの中心を20度上方向にずらした 攻撃で使用できる高トルク領域の拡大 アームの基本位置がリンクの最下点なので、アームを接地させる場合は アームユニットのサーボを動かしでカウンタアームごと下げて対応・アームの減速比変更 初段 54:16 モジュール0.5平歯車 2~3段 24:1 ツカサ電工 KUギヤヘッド 最終段 26:10 モジュール2 アルミアームリンク 約2.5:1最終減速比 約530:1 ・アーム歯車の転位係数調整 大歯 -0.4 小歯 +0.42.軽量化・カウンタ展開機構削減 展開時にカウンタアームを展開していたが、カウンタを固定式とした。・レニー製ねじ、タッピングねじ(Pタイト)の使用による軽量化 3.その他メカ関係サーボ変更・RS405CB(トルク型)→RS406CB(スピード型)に変更してアームユニットの動作速度UP※写真はRS405 サーボセイバー搭載本体が浮き上がるレベルの衝撃が連続して入ると流石にサーボが壊れるため、衝撃を吸収するサーボセイバー機能入りの歯車を使用4.回路関係の変更・回路の小型化MC402CRを3つ繋げたセットを使用アングル型の放熱板で、固定板に熱を逃がす構造になっているただ、樹脂に固定しているため効果はほぼ無し ・ジャイロ搭載実装したものの、動作が安定せず、本大会では未使用・・・ アームの制御方法の変更・センサを可変抵抗→光学式エンコーダへ(Pussyfootと同じセンサ)・基本的にPID制御でゲインはマージン大きめ。・現在角度が水平付近、入力角度最大の時、ESCへの信号を強制的に100%とすることで、位置でも欲しいタイミングでトルクを出しやすくなった。 その分オーバーシュートが大きくなる。感想など展開機構がかあったため、アームが少し短くなった。ロングロッドというよりはセミロングといった感じで、より高機動戦がやりやすくなったと思う。アームのトルク不足問題はほぼ改善し、力不足感はなかった。足回りは2年前から変更なし。部品もそのままプロポの設定で旋回をマイルドな仕様にしたため、多少扱いやすくなった。今のところ動きや性能に不満はないので、しばらくはメカはこのままで回路の改良をしていこうと思う PR